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ほんじつのひとりごと (3rdすぺーす風)

2026-03-31
[3rdすぺーす風]
 前回お葬式の話題がでて、このブログでも触れましたが、今回はそれに続き「火葬」についてです。 2025年問題はある意味コロナで更に拍車がかかり、多死社会を迎えた今、火葬場の様子も少しずつ変化をしているようです。感覚的には理解していますが、なんと、日本は世界一の火葬先進国だそうです(火葬率99.98%)。 火葬の歴史をたどると、6世紀に仏教伝来とともに「聖なる火で魂が清められ、天に立ちのぼり新たな生へ向かう、輪廻転生を示す」という仏教儀礼に位置付けられて広まり、その後江戸時代には「寺請制度」となり寺が権力を誇ったようです。しかし、明治維新政府が仏教勢力を抑え込むために火葬禁止令をだしましたが、コレラの流行で、火葬場を寺や墓地から切り離し、衛生面からも必要なサービスと転換していったようです。 戦後は火葬場の経営主体を自治体などに限定し、またGHQの占領を経て政教分離が徹底され宗教色も薄らいできました。 以前は一晩かかった火葬が重油炉の開発により一時間程度と短くなり、待合室が設けられるようになり、それとともに環境にも配慮されたガスを使いコンピューターによる燃焼制御による無煙・無臭化が実現しました。 最近では、ガラス張りの開放的で明るいホールであったり、地元の葬送習慣を踏まえて、山に死者を葬る様な景観をなしていたり、会葬者の心情や動線にも配慮された斎場が増えてきているようです。 一方財政難の自治体も多く、低コストでも心地良い「癒しの空間」をキーワードとした整備が進んでいて、伊豆の国斎場(静岡県)もその一つで、ホールや待合室ロビーは富士山が一望できる設計になっているようです。
欧米諸国でも宗教離れや環境意識が高まり火葬がすすんでいる国もあり、香港・韓国・台湾は9割を超え、スウェーデンでは国が収入に応じて葬儀費用を徴収し、葬儀や火葬、墓地の利用を無料とし、2割弱のイスラム教徒以外の85%近くの火葬率だそうです。
富士山が大好きな私は、この伊豆の国斎場で火葬をしてほしいなぁ・・・と思いましたが、周りは迷惑千万で、誰もお別れに来てもらえないかもしれませんので、(とりあえず)やめておきます。      
  
      朝日新聞 2026年2月21日 火葬大国日本 参照
     
           風子



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